いよいよ9月となりました。

9月は井伊谷宮にとって特別な月で、毎年御祭神が亡くなられた9月の22日に例大祭を執り行い御霊のお慰めをしています。

そのためお正月とこの例祭の期間に限りお墓を開放してお参りができるようになっています。

昨年は御鎮座150年の年だったこともあり、奉祝例大祭として5日間のライトアップに加え奉納諸行事も執り行いました。
今年はライトアップは致しませんが、21日~23日の期間、夜詣で並びにナイトマルシェを執り行います。

詳細は下記の通りです。

ナイトマルシェ・竹灯り
21日、23日 18時~20時
22日 18時~21時(手筒花火のため)

奉納諸行事
21日 18時半~ 和太鼓奉納
22日 19時20分~ 手筒花火奉納
23日 18時半~ 雅楽・舞楽奉納

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ナイトマルシェは日によって第四駐車場(車祓所付近)や第三駐車場(池付近)を用いたりと様々ですが、各日6~12台程のキッチンカーが出店くださいます。
また所々に竹灯りを設置し、御祭神のお墓までの小道も竹灯りを設置します。

竹灯りの小道はボランティアで作ってくださった小さな竹筒ですので写真に撮るには難しいかもしれませんが、ほのかな灯りと虫の声など五感で感じることができとても良い雰囲気でした。
お墓の入り口からお参りできるようにしますので、お参りまではカメラ・携帯から離れてみるのも良いかもしれませんね。

また21日~23日は光る御朱印を頒布致します。
昨年はライトアップの時間だけでしたが、今年は日中もお出し致します。

例大祭に合わせて花手水を行い(今年は1回のみです)、造花の花みくじも行います。
境内には風車やくす玉飾りもございます。

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文章がかなり多くなってしまいますので、詳細に関してはSNSにて個別にご紹介していくつもりです。近づきましたらInstagramやX(Twitter)をご覧いただければ幸いです。
例大祭のご案内(PDF)もどうぞご覧ください。

さて9月の御朱印は重陽の節句と例祭の御朱印です。
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・重陽の節句
最も大きな陽数「九」が重なる9月9日を「重陽(ちょうよう)」といいます。四季を彩る五節句のひとつで、無病息災や子孫繁栄、不老長寿を願い、祝いの宴を開いたことが起源と言われています。
また別名「菊の節句」とも言われ、宮中では菊を鑑賞する宴や菊を用いた厄払いが行われていました。

・井伊谷宮例祭
元中2年8月10日宗良親王薨去(こうきょ※皇族が死去する事)の日を、新暦に改めた9月22日に例祭が斎行されます。その御祭神の命日に合わせて実施する手筒花火の奉納は50年近くの歴史を誇る当宮の恒例行事です。

また3か月ごとの御祭神の御歌の御朱印も9月より変わります。

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・御歌御朱印
「李花集」秋の歌より
正平17年、住吉の行宮にいらっしゃった後村上天皇より御製が送られてきたのに応えて親王様は次の歌を詠まれました。

「いかにせむ月もみやこと光そふ 君すみのえの秋のゆかしさ」
(如何にせん月も都と光添う 君住之江の秋のゆかしさ)

“天空の月さえもそちらが都なのだと光を注ぐ住吉の行宮の秋の様子に心惹かれずにおられようか”
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