あけましておめでとうございます。
本年も皆様にとりまして良い年でありますようお祈り申し上げます。
令和7年お正月(1月)の御朱印のお知らせです。
お正月にふさわしく「金字の御朱印」と「金紙の御朱印」となります。
①毎年恒例の金字の初詣御朱印。今年は緑色の紙を用います。
これまで紺(青)、赤ときましたので、三原色ということで緑といたしました。
コロナの時に行った紺紙に金の組み合わせはとても格調高いものとされ、かつて疫病退散を願う写経にも用いられています。
次に用いた赤色は力強さの象徴とされ、災いを除ける力があるとされます。
元々素木(しらき)だった神社の社殿が段々と赤い漆で塗るようになっていったのも、そうした信仰からです。
緑色は自然界の色でもあり、落ち着きを与えてくれますね。
昔から常緑として、一年を通して緑を保つ植物には特別な力があると信じられてきました。
緑色に安らぎを見出す精神性は、私たちのご先祖様からのDNAからきているのかもしれません。
②金紙の御朱印は開運招福で、松竹梅をあしらった縁起の良い御朱印です。
松竹梅は、日本の風土に根ざした吉祥文様で、松は不老不死、竹は節操、梅は清らかで高貴さを表します。
今年は羽子板の形も用いられています。
羽子板は遊び道具に使われるものと、飾り羽子板として女性の厄除けの意味合いで正月に飾られるものがあります。
画像ではわかりにくいですが、よく見ると羽子板部も模様があしらわれています。
御朱印を掲げて下から見ていただくとわかりやすいかもしれません。
御朱印は巫女さんが毎月考えていまして、本当に細かい所までこだわってがんばってくれています。
こだわりというと、当宮では人数の関係でどうしても特別御朱印は書置きのみの対応となっておりますが、毎月の特別御朱印及び御歌御朱印(今では鳥居竣工御朱印も)の「井伊谷宮」の字は手書きにこだわっています。
御朱印の種類も増えてまいりましてどうしても書けないものもございますが、門松同様続けられる限りはがんばっていきたいと思っています。
今年のお正月からコロナ以降出していなかった鈴緒と手水のひしゃくをお出し致しました。
また今年も中村美恵子さんに描いていただき、東伊場凧愛好会さんに凧にしていただいた干支凧を拝殿賽銭箱前に飾っています。
巳年の蛇は脱皮をする生き物。
これまで積み上げてきたものが一皮向けて、よりよく物事が進んでいきますようにお祈り申し上げます。