井伊谷宮

井伊谷宮について

宗良(むねなが)親王御祭神「宗良親王」は、後醍醐天皇第四王子(宮内庁調べ)であらせられ、今より約650余年、動乱の南北朝時代に一品中務卿(いっぽんなかつかさきょう)征東将軍として、この地を本拠に50余年の間、吉野朝方のためにご活躍になられました。

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ご祈祷

ご祈祷井伊谷宮ではご祈祷を毎日奉仕致しております。
御祈祷のご予約は承っておりませんので、当日お越しいただきまして受付へお申し出ください。受付は午前9時から午後4時半までとなっております。
祈祷控殿は冷暖房完備で、お子様のおむつ替えができる台がございます。
また車のお祓をご希望の方は第二駐車場を奥へと進んでいただきますとご本殿の横に車祓所がございますので、そちらにお停めいただいてから受付にお越しください。
第二駐車場は新宮という中華料理屋の前を入ったところです。車祓所はさらにその奥にございます。
その他ご不明な点がございましたら、お電話にてお問合せください。(053-542-0355)

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奉祝の御朱印帳

井伊谷宮では令和4年に御鎮座150年の佳節を迎えるにあたり、奉祝の御朱印帳を奉製いたしました。種類は2種類ございます。

まず一つ目は赤色を基調とした当宮御祭神「宗良親王」が描かれた御朱印帳です。
朝廷が二つに分かれた南北朝時代。南朝方の柱として活躍されながら当時の歌の名門二条家の母を持つという出自もあり、宗良親王は歌人としても世に知られていました。

御朱印帳にはこのような歌が記されています。
「君が代を 絶えせず照らせ 五十鈴川(いすずがわ) 吾(われ)は水屑(みくず)と 沈み果つとも」
大きな戦を前に、自身や味方を鼓舞するために詠まれた歌です。宗良親王はどちらかといえば文化人の素養が強く、兄の護良親王のように武芸はあまり得意でなかったと言われます。

ですが時代の流れの中で、後醍醐天皇の皇子というご自身のお立場から戦の中に身を置きます。この歌は宗良親王の詠まれた歌の中で際立って勇ましい歌であり、いかに強い思いがあったかが伺えます。

みなさまも色々な社会の中で、また様々なお立場で悪戦苦闘することもあることと思います。
そんな方々の背中を押してくださる御祭神が描かれています。
また青海波の紋様が描かれており、穏やかな世と幸せが永遠に続くようにとの願いが込められています。

もう一つは青色を基調として御祭神の愛した花「スモモ」が描かれています。流水紋と青色でしまった下地に、スモモの白色が映えてとても格調高く感じます。

記されている紋は李花紋(りかもん)といい、李花とはスモモの花を表します。
裏側には同じ「君が代を」の歌が記されています。

現在社頭に出してございますので、どうぞご覧になってみてください。
どちらも男女共にお持ちいただけるデザインとなっています。

奉祝の御朱印帳御祭神の愛した花「スモモ」

新設休憩所の名前が決定いたしました

令和4年の御鎮座150年奉祝事業の一環で新設した無料史料館と休憩所ですが、昨年9月より休憩所部分につき名称を公募しておりました。
この度各賞が決まり、名称が決定いたしましたのでご報告させていただきます。

●宮司賞
「井の国 風涼殿(ふうりょうでん)」※採用名称
●職員賞
「天の身休め所(あまのみやすめどころ)」
「憩いの塔」
「水香舎(すいこうしゃ)」
「井伊谷テラス」

たくさんのご応募ありがとうございました。
皆様に名称をお考えいただいたこの休憩所が、心穏やかにお過ごしいただける空間となりますことを願っております。

史料館前の桜も季節には大変きれいな花をつけます。風涼殿二階から見下ろす桜もよいものです。
地元の天竜スギを用いたこちらの建物で、自然と一体となり風を感じながらどうぞご休憩ください。

なお、残念ながら選ばれなかった名称にも面白いものやいいものがたくさんありましたので、一部抜粋してしばらくの間風涼殿一階に紙をお出し致します。

井の国 風涼殿新史料館
新史料館新史料館

新型コロナウイルス感染症の対策について

新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い、以下の対応をいたします。

・ご社頭では通常通りお参りができます。祈祷やお守り授与も通常通りです。
・社殿や祈祷控殿では、窓等を開け換気をしております。
・参拝の際には、マスクの着用をお願いします。又、当分の間、鈴緒を取り外します。 手水舎も柄杓も撤去し流水で手をお清め頂きます。
・ご祈祷時は皆様で触れることになるタスキ、玉串を用いず行います。玉串拝礼の代わりに全員での拝礼と致します。
・神主もマスクを着用してご祈祷をご奉仕致します。

一日も早い感染拡大の収束と皆様の御健勝を衷心より祈念申し上げます。

郵送祈祷、郵送授与品の受付について

新型コロナウイルスの影響を受け外出を自粛する中、ご祈祷を受けたくとも受けられない方もおられることと思います。
これからの見通しもなかなか立たない状況ですので、遠方にお住いの方、入院中の方等も含めご祈祷を受けに来られない方のため井伊谷宮では特別に郵送祈祷、郵送授与品の受け付けを行います。

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遠州弁うなぎみくじ

地元浜松に根差したおみくじとして、おみくじの内容が遠州弁で書かれている遠州弁うなぎみくじをお出ししております。遠州弁語録として単語も一緒にご紹介していますので、ぜひ日常生活でも使ってみてください。
うなぎは「うなぎ昇り」の縁起物。またうなぎは様々な栄養価が高い事でも知られます。そうしたうなぎの効能に合わせた全五色のお守のうち一体も入っております。
幸福・勝利の縁起物しゃもじを使って、うなぎの桶からすくっておとりください。
※取材・メディア紹介
中日新聞、静岡新聞、浜松経済新聞、東愛知新聞
SBSラジオ「鉄崎幹人のWASABI」、FMHaro「&U」、浜松ケーブルテレビ
遠州弁うなぎみくじ遠州弁うなぎみくじ

インフォメーション

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6月の御朱印・夏越の大祓

6月の御朱印・夏越の大祓

早くも令和五年も折り返しの月、6月を迎える事となりました。
今月は夏越の大祓も斎行しますので、御朱印に続いてご紹介します。

今月の御朱印は①夏越大祓と②梅雨まいりです。

①知らず知らずのうちに付着した半年間の罪穢れを祓う祭祀「夏越大祓」の御朱印です。 緑色の大きな輪は茅の輪を表しており、輪の横に立てる竹や儀式で使う形代(かたしろ)を全体にあしらいました。
②梅雨まいり

梅雨の頃となると、その雨を受けてひときわ鮮やかな風情を見せる紫陽花の御朱印です。紫陽花は土壌の酸性度によって花の色が変わり、酸性ならば青、アルカリ性ならば赤になると言われています。
また三か月ごとにお出ししている御歌御朱印も6月から変わります。

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【頒布期間:令和5年6月1日~8月31日】
御祭神宗良親王様の詠まれた和歌をご紹介する御歌御朱印。
3月~5月分に続き大河ドラマ「どうする家康」に因み、井伊谷宮摂社「井伊社」とも所縁ある徳川四天王の家紋を取り入れたデザインとなっています。
※春夏秋冬の一年間はこのデザインとなる予定です。

「李花集」夏の歌より
親王様が心ならずも山深くに籠り、思うに任せない状況を憂えていた時、梢でしきりと鳴き続ける蝉の声をお聞きになり、こう詠まれました。

「山ふかみ世のひと言もきこえぬに 何を空蝉なきくらすらむ」
(山深み世のひと言も聞こえぬに 何を空蝉鳴き暮らすらむ)

"このような山深い所では世情も全く知ることは出来ないのに蝉たちは何を思ってあんなにも激しく泣き続けるのだろうか“

更に意訳するならばこうなるでしょうか。

"あまりにも山深いこの地に籠り空しく過ごす私は世情も全く知りえずただただ嘆き悲しむことしかできはしないのだろうか“

上述のように夏越の大祓は半年間の罪穢れ(つみけがれ)をお祓いし、残り半年も無病息災で災いなく過ごせますようにと願う神事です。
罪穢れというと大層な言い方に聞こえるかもしれませんが、日常生活の中で誰しも少しずつたまっていってしまうものと考えられています。

塵も積もれば山となるとも言われますが、そうした悪いものがたまることで災い事を招いてしまうとされます。
神道では半年ごとに6月と12月の晦日(みそか※最終日)に大祓というお祓いの神事を行い、心身を清めています。

6月の大祓の際には茅の輪が用意されることが多いです。
これは蘇民将来に所縁のある疫病除けの信仰で、くぐることで疫病にかからず無病息災に過ごすことができるとされます。

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今年は6月25日に設置予定です。
例年ですと午後3~4時位には完成しています。人形(ひとがた※人の形をした紙)に自身の罪穢れを託してお祓いをしてから、茅の輪をくぐりお参り下さい。

また史料館付近には、てるてるボウズとアジサイ飾りをしています。
梅雨が明けましたら、風車に変わる予定です。初穂料300円にて願い事を記し、飾っていくこともできます。

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境内にアジサイが咲いている間、アジサイの花手水も行っています。
現在飾っていますので、お参りの際にはご覧ください。

6月29日より8月1日の間、七夕書道展を開催いたします。(6月28日搬入、8月2日搬出)
金谷美雲書道教室・金子静風書道教室の子供たちの作品を展示くださいます。こちらもどうぞご覧ください。
※写真は昨年のものです。

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2023年6月01日掲載 *大切なお知らせ

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