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いよいよ新緑の季節になりました。例年は5月というと暑い印象がありますが、今年はまだ少し肌寒い日もありますね。

さて、5月の御朱印は「端午の節句」と「皐月(さつき)」です。
端午の節句は境内にも飾っているこいのぼりが描かれています。こいのぼりは端午の節句を象徴するものとして有名ですね。

こいは川登りをして天へ昇り竜となると考えられていました。なぜこいなのかと言うと、こいだけが急流で他の魚が登れなかった竜門(りゅうもん)という難所を超えることができたようです。

お子様が困難に負けず強く立派に育ってほしいという願いが込められているのですね。
ちなみにこれが登竜門の語源と言われています。

端午の節句は別名菖蒲の節句とも言いますが、菖蒲の香りによってお祓いをする習慣があります。菖蒲湯につかるなどとよく言いますね。

皐月の御朱印には晩春から初夏にかけて優雅に房を垂らす「藤の花」と、優美に咲き誇る大輪の花「牡丹(ぼたん)」が描かれます。非常に品のいいきれいな御朱印ですね。

藤の花は5月に京都で行われる勅祭(ちょくさい)葵祭(賀茂祭とも)の牛車にも飾られる花で例年5月頃に咲くようですが、今年は早くてもう季節が過ぎてしまった様ですね。

藤は垂れ下がって咲く様子がとても優雅な花です。
牡丹はゆっくりと散るころに春が行き、新しい季節がやってくるそうです。
牡丹の赤と藤の淡い紫のコントラストがいいですね。

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5月3日より5日までは無料甲冑体験を行います。
写真とは違い今年は縮小して兜と剣のみ着けられる形ですが、地元の方が作ってくださったもので皆様にお楽しみいただけることは大変うれしいです。
どうぞ大切にご利用いただければと思います。

GW期間中は全日ではないですが手作り市など出店してくださる方がおり、季節のお菓子「柏餅」など作ってくださるそうです。
柏は新しい芽が出るまでは古い葉が落ちず、子孫繁栄の縁起物とされます。

5月5日までとなった硯銘品展・拓本展と共にどうぞご覧になっていってください。

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また5月一杯境内にはこいのぼり・地元の長山剛士さんが作られた手作り甲冑・五月人形などを飾っています。その他史料館の壁沿いには紙製のこいのぼりも飾っています。
無料甲冑体験の甲冑も長山さんが作られたものです。

今年のお田植祭は5月29日(日)午後1時半を予定しています。
地元の小学生が早乙女となりご奉仕くださいます。強い雨によって延期となる場合は早乙女の奉仕はなくなります。

近づきましたら決行かどうかはブログやHPなどでお知らせ致します。
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抜穂祭5月29日の御田植祭は斎行いたします。
場所は地図をご参照ください。