11月特別御朱印日中暖かい時もありますが、肌寒い時間帯も増えてまいりました。
いよいよ七五三の時期が来たなと感じます。

さて11月の特別御朱印は「霜月」と「新嘗祭※にいなめさい」です。
霜月は11月の旧名です。かわいらしく華やかなデザインとなっており、サザンカの花が鮮やかですね。
サザンカの花らしく花びらが散っているデザインとなっています。

サザンカとツバキはよく似ていて分かり辛いですね。違う所は色々とあるようですが、分かりやすいのは椿は花がまとまって落ちるのに対し、サザンカは花びらが一枚一枚落ちるそうです。ツバキは「落ち椿」など春の言葉として知られますね。サザンカは今の時期にきれいに咲く花です。

新嘗祭は11月23日に全国の多くの神社にて行われるお祭です。その年の新穀(お米)を神様にお供えすることで、その恵みに感謝をします。2月の祈年祭(きねんさい)という豊作を願うお祭と共に「大祭※たいさい」とされ、神社のお祭の中でも特に重要なものと考えられています。
ちなみに大祭は、各神社で祈年祭、新嘗祭、例祭(れいさい※その神社に所縁のある一年に一度の大きなお祭)と決められています。

黄色を中心にまとめられ米俵に稲穂が描かれています。日本の原風景のような懐かしさとでもいいましょうか、見ていてどこか暖かみを感じる御朱印です。スズメはお米を狙っています。農家さんにとっては昔から稲スズメと言うほど、スズメはお米を狙って大変だったようです。

以前精米所に行った際に、スズメが入ってくるので扉を閉めるようにと注意喚起の紙が貼ってありました。昔からのあるあるが今でも続いているのですね。

鋭い方はお気づきの事と思いますが、白い部分が実は精米したお米の形をしています。神道はお米に関するお祭が重儀とされていたり、お米、日本酒、御餅をお供えしたりとお米を大切に信仰しています。まさに神社らしい御朱印ではないかと思います。

また七五三の受付も致しております。
事前予約は必要なく、当日受付で午前9時~午後4時半までにお越しください。
ご祈祷料は一人3000円で、お守、紅白の千歳アメ、らくがき帳、クレヨンがつきます。
ご祈祷をせず千歳アメのみの方も、500円にてお出ししております。

七五三のお子様につきましてカメラマンの撮影料等はいただいておりませんので、他の参拝の方の邪魔にならないようにご配慮いただいて撮影下さい。

またお子さんの成長を願う碁盤の儀式も行っております。こちらは祈祷控殿に設置してございます。説明書きを近くに設置してございますので、ご祈祷をお待ちの際やご祈祷後にどうぞご自由に行ってください。写真を撮っていただいても構いません。

まゆ玉まゆ玉
10月から段々と境内にまゆ玉を飾ります。
まゆ玉は幸福を呼ぶ予祝の縁起物です。「予祝※よしゅく」とは願い事が叶う前に叶ったと先にお祝いをすることで、現実に引き寄せることをいいます。
まゆ玉はその可愛らしさからお子さんのお祝い飾りにも用いられます。

当宮では皆さんの希望や願いをまゆ玉短冊に託して境内に飾っていただくことができます。こうして飾られたまゆ玉は今の時期の七五三やお宮参りのお子さんのお祝い飾りともなります。
コロナ禍で大変な時だからこそこうした一人一人の未来を思う願いを集め、それが目に見える形でお祝いの飾りとなる様な試みができないかと今回のまゆ玉飾りを考えました。

まゆ玉まゆ玉
短冊まゆ玉は10月9日よりお出し致します。願い事を記入いただいたら願い串を置く台の上にお納めください。後ほど職員が飾り付けます。

またご自宅に飾るまゆ玉もお出ししております。こちらは水引であしらった梅もしくはシトラスリボンを用いて奉製しております。

梅は昔から松竹梅と言われ縁起のいい花です。水引がとても可愛らしいですね。
シトラスリボンはコロナ患者や医療従事者への差別防止運動のシンボルとされる結び方です。
神社ですので災いを祓う朱色のリボンを用いています。

まゆ玉まゆ玉
七五三やお宮参りなどお子様のお祝い飾りになりますので、どうぞご覧ください。
まゆ玉を飾っている青いマスには扇(おうぎ)が飾られています。扇は末広がりを表し、これからだんだんよくなっていくという縁起物です。
コロナを取り巻く状況もこれから段々とよくなっていってほしいという強い願いを込めて、扇も飾っています。